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「冷え症」をもう少し詳しく

冷え性とは?

冷え性は体の一部、手足、腰や背中、お腹などに冷えを生じる状態を言います。

冷え性・・・「体が冷えていると感じる」。

隠 れ冷え性・・・「特に冷えは感じていないものの体の一部が触ってみると冷えている」のも冷え性で、隠れ冷え性とも呼ばれます。この場合は体質的に冷え性で すが、若い時期や体力がある事で冷えを「自覚していない」だけのことです。年齢と共に徐々に冷えを感じる様になって来るでしょう。

自律神経 の働きによって本来は必要な場所に必要な量の血 液 を供給しています。例えば、食事中から胃の働きは活発になり、食後は胃腸の働き全体が活発になります。その際に血液は大量に胃腸に供給されます。「食後に 体が温まる」というのは内臓である胃腸の働きが活発になり深部体温が上昇する為で、「食後に体が怠くて、しばらく動きたくなくなる」のは血液が胃腸に集中 しているので体や脳(脳はその活動に血液を沢山使う為)を動かす余力が少ない状態の為です、胃腸が元々丈夫でない方はこの傾向が顕著ですね。

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寒くないはずなのに手先や膝、腰などが「冷える」、と言うのは自立神経やホルモンバランスが崩れてそれらが「キチンと働けていない」 という状態です。いわゆる機能低下ですね。

その原因は精神的なストレス、肉体的なストレス、睡眠不足、不規則な生活リズム、不規則な食生活などです。

また風邪気味や食欲不振、二日酔いなど体調を崩し気味の時には冷え性も悪化しやすいので、日頃の体調を整える事は大切です。

人の体はうまい事できていますがそのバランスが崩れると厄介な事になってしまいますね。何とか治して行きましょう。

ご自身で出来る事も色々あります、なるべく冷え性が出てこない様にしましょう。

冷え性の改善方法

〈体を暖めてくれる食べ物〉

生 姜(加熱して下さい。生の状態では「体を冷やす効果」になります・・・おろし生姜や刻み生姜は体の熱を冷ましてくれますので夏の暑さ対策には良いで す)、
にんにく、ねぎ、にら、らっきょう、山芋、大根(加熱して下さい。生姜と同様に生の状態(大根おろしなど)では体を冷やす働きになります)、
蓮根 (レンコン)、かぼちゃ、しそ、わかめ、ひじき、のり、味噌、など。
これらの食材を普段の食事に上手に取り入れましょう。

〈体を冷やす食べ物〉

(温めて食べるか、なるべく暖かい物や飲み物と一緒に口にして下さい)

加工食品、レトルトやコンビニのお弁当など食品添加物を使った食品、
たけのこ、茄子、キュウリ、スイカ、トマト、梨、 バナ ナ、小麦、小麦子で作ったパン、
アイスクリームなどの氷菓子、ケーキ、白砂糖、など。

〈 運 動 〉

無理なく始められる事からすると良いですね。頑張るよりも続ける事が大事になってきます。

エレベーターやエスカレーターを使う時は一階分は階段を使う、お昼休みに少し(10分でも)だけ散歩をする、など。

〈その他日常生活での対策〉

エアコンの設定温度を1・2度上げる、又はなるべく直に当たらない様にする、など。

お風呂・・・シャワーだけではなく湯船に浸かる、出来れば少しぬるいくらいで長め、半身浴(みぞおち位のお湯の量で40℃ほどで20分~30分)はお勧め、入浴前の水分補給と入浴中に肩などが冷えない様にタオルを肩にかけるなどしてお入り下さい。

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冷え性からくる色々な症状

体の一部が冷えていると、血流が悪くなり、新陳代謝も悪くなり、美容や健康に影響を与えます。

「冷えは万病の元」と言われるように、体の不調は冷えとして現れやすいのですが、それが続くと様々な症状が現れます。

●疲れやすく、やる気が出ない、
 体が冷えて血流が悪くなっていると、老廃物や疲労物質が体内にとどまり、慢性的な疲労感へとつながります。

●免疫力の低下
体温が1度下がると免疫力は約37%低下するとわれています。このため体が冷えていると、抵抗力が弱くなり、風邪をひきやすかったり、膀胱炎や腟炎などちょっとした炎症を繰り返しやすくなります。

●むくみ
 代謝が悪くなるため冷えている部分の血流も滞るのでむくみやすくなります。夕方足が太くなったり、冷えて手や顔が腫れぼったくなったり。冷えることで、水分代謝のバランスが悪くなり、むくんでしまいます。

●腹痛、下痢・便秘、頻尿、
 体の冷えが体内深部まで広がると当然内臓も影響を受けます、影響を受けやすいのは胃腸や腎臓などの働きです。その為腹痛、下痢・便秘、頻尿といった症状が現れます。

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●月経不順
 「子宮」や「卵巣」も冷えから血流が悪くなると生殖機能の働きが悪くなり、その結果、月経不順を引き起こす要因になります。

●月経痛
  本来、子宮はポカポカと温かい血液の宝庫。けれども、冷えて血流が滞った子宮では、うまく子宮内膜を押し出す事ができません。困った体は、なんとか経血を 絞り出そうとして、プロスタグランジンというホルモンを過剰に出して無理に子宮を収縮させます。これが痛くなる理由です。

●不妊症
 子宮は、豊富な血液がなければ赤ちゃんをうまく育てることができません。卵巣機能が低下したり子宮内膜がきちんと厚くならなかったりするため妊娠しにくくなる事があります。(勿論それ以外にも原因は様々あります)

●肩こり
 冷え性になると血液の巡りが悪くなり、乳酸という疲労物質が蓄積されていき、肩こりになります。

●肌荒れ、シミ、
 肌の再生には、質のいい血液が循環することが何よりの条件です。血行不良になると、老廃物が滞り、栄養供給も不十分になり、細胞の生まれ変わりが停滞します。ニキビ、シミ、シワなどの肌トラブルにつながります。

●薄毛、脱毛、
 冷えて血流が悪くなった時は体の先々の血行が悪くなりますので頭皮(髪の毛)や手先足先(爪なども)から影響を受けます。その為、毛根の新陳代謝が低下して、薄毛や白髪などの頭皮や髪の毛の老化が起こります。

上記の症状は自律神経が深く関係しています。鍼灸では効果的に自律神経の治療が出来ますので1度ご相談下さい。

当院では優しくて、痛く無い治療をしておりますのでご安心下さい。

〈治療頻度の目安〉

●症状や痛みなどが酷く、とても辛い状態・・・週に1回~3回程。

●辛いピークがひとまず過ぎた状態・・・週に1回程。

●随分良くなったもののまだ無理をすると悪化してしまう状態・・・2週間に1回程。

●楽になってきた、今の状態を維持したい・・・月に1回程。

個人差がありますので目安としてお考え頂ければと思います。

健康保険のご利用をお考えの方は「こちら」。

ご予約・ご相談はこちら
℡  075-622-2805
メール info@k-shinnkyuu.com

 


「便秘」をもう少し詳しく

便秘の原因は人それぞれ、効果的な治療法も人それぞれ。

原因として1番多いのが「食物繊維の不足」・・・「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」をバランス良く撮りましょう。(詳しくはページ後半で)

ストレス・・・ストレスによって自律神経が影響を受けますが、胃腸は自律神経によって活動していますので、ストレスでまともに胃腸は影響を受けてしまいます。「ストレス=便秘」の構図を色々な方法で崩しましょう。

運動不足・・・ 運動不足は何かと体の機能の低下を招きますが、便秘もその1つです。運動する事で排便に必要な腹筋なども鍛えられます。便秘だけで考えた場合、運動は激し い運動よりも軽いウォーキングの方が適しています。穏やかな運動の方が副交感神経の働きを高めそれにより胃腸の働きを活性化してくれます。

薬の副作用・・・普段飲んでいる「薬の副作用」とハッキリ分かっている場合は主治医や薬剤師さんに「この○○というお薬は便秘になってしまうので、同じ効果で便秘になりにくいお薬は他にありますか?」と尋ねてみてもいいですね。
便秘薬を常に服用されている方も多いかと思いますが、元来お薬は体にとっては毒ですから「常時飲むお薬」はなるべく少ないにこした事はないですね。

治療する事で良くなってくれば「お薬が減る」事にもつながってきます。

image1-a1.jpegお通じを出すのに大切なのはバランスが取れていて食物繊維のたっぷりな食事。それがなかなか出来ない、そういう食事をしていても出ない、そういう方は割と多いです。

そこで定期的に鍼灸や便秘マッサージで出してあげると良いですね、「便は出す物だ」と体に覚えさせます。と同時に普段の生活の中で出来る事や食生活に一工夫して「出せる体」にしていきましょう。

水溶性と不溶性をバランス良く

水溶性食物繊維の効果
腸内で水に溶け、粘性がでる食物繊維です。水溶性食物繊維の効果には「コレステロールの上昇防止」、「血糖値の上昇防止」、「消化速度の抑制(お腹がすきにくい)」、「血圧を低下させる」などがあります。
腸内の余分な水分を吸収し便を程よい硬さにする。

水溶性食物繊維を多く含む食品は海草類(こんぶ、わかめなど)や、こんにゃく、寒天、果物などです。

不溶性食物繊維の効果(過敏性腸症候群では控える方がよいでしょう)
不溶性食物繊維は、腸内で水分を吸収して膨張します。
不溶性食物繊維の効果には「腸の蠕動運動を刺激する」、「早食いや食べ過ぎの防止」、「食事の満足感の向上」、「便秘の解消、改善」、「腸内環境の整備」、「有害物質の排出」などがあります。

不溶性食物繊維を多く含む食品は豆類、きのこ類、サツマイモ、切り干し大根、おから、精製されていない穀物、ココアです。
不溶性ばかりで水溶性が少ないと便が硬くなったり腹部の膨満感が強くなります。

☆不溶性:水溶性=2 : 1。が理想です。

直腸性便秘の場合は食物繊維をとり過ぎるとお腹が張ったり、ガスが溜まりやすくなるので注意して下さい。

便秘は「キチントさん」や「頑張り屋さん」に多いですね、思う様に事が運ばなくてイライラする事もあろうかと思いますが、時折の息抜きも大切になさって下さい。なかなか出ないと辛いものがありますが、何とかして出る体にしましょう。

 

〈最後に〉
「何をやってもなかなか改善しない」という方も少なくないですが、心配しなくても「出せる体」になります。元来「出る物」ですから(^^)

早い患者様であれば治療をした当日にお通じがあった方もいらっしゃいます。また当日はガスが沢山出て、翌日にお通じがあった、という方もいらっしゃいます。
あれこれ考えるよりも、治療を始める方が快適な日々を早く手に出来ます。鍼灸は「元々の健康な体に戻す」のが得意ですから。

そしてご存じの通り便秘改善はお肌トラブルの予防・改善に効果的です。腸内環境を整え、体の中から美しくし、そして美しいお肌も手に入れましょう。

便秘の治療も優しくて、痛く無い治療ですのでご安心下さい。

〈治療頻度の目安〉

●症状や痛みなどが酷く、とても辛い状態・・・週に1回~3回程。

●辛いピークがひとまず過ぎた状態・・・週に1回程。

●随分良くなったもののまだ無理をすると悪化してしまう状態・・・2週間に1回程。

●楽になってきた、今の状態を維持したい・・・月に1回程。

個人差がありますので目安としてお考え頂ければと思います。

 

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関節リウマチとは?免疫の正常化&鍼灸治療

関節リウマチとは?

30代~50代の女性に多く発症します。体の免疫異常によって関節に炎症が持続し、腫れて痛み、最終的には関節が破壊され、変形してしまう病気です。

こ のため、治療をしないで放っておくと、関節破壊の進行が進み寝たきりになってしまう可能性もあります。  関節リウマチの治療は長らく「単に痛みを和らげる治療で、進行はしてしまう」ものでしたが近年は早期に発見し適切な治療を行えば、関節破壊の進行を防ぐ ことが可能となっています。

病名から、”関節”だけが冒される病気と勘違いしがちですが、微熱・倦怠感・食欲不振などの全身症状、間質性肺炎などの肺病変、眼症状、皮膚症状など関節以外も冒されるため、全身管理が必要とされます。

また関節リウマチのお薬は一般的には免疫機能を抑制するために、風邪などにかかり易くなりますのでチョッとした体調の変化にも気を配り風邪をこじらせない様に心がけて下さい。肺炎やインフルエンザにかかる方も少なくありません。

自分の症状が関節リウマチであるかを自己判断するのが困難なため、病気の発見が遅れしまうことがありますが、大切なのは早期発見・早期治療です。少しでも関節リウマチを疑う症状があれば、まず専門医に相談しましょう。

よくある自覚症状

朝に手の指がこわばる(手足の指の関節や手首・足首に多いが他の関節に出る事もある)。
手足の指の関節や手首・足首が腫れる、痛む。症状のこわばり、腫れ、痛みが6週間以上続いている。など。

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関節が破壊されるのはなぜか?

体の免疫機能(細菌やウイルスを撃退する役目)が自分の関節を「外敵だ」と 勘違いして「攻撃」をしてしまい炎症を起こす為に腫れや痛みが出て来ます。その状態が続くと「破骨細胞」が過剰に働いてしまい骨の変形にまで至ってしまい ます。「破骨細胞」は普段は古くなった骨を必要な分だけ少し破壊します。骨の再生はまた別の細胞によってされます。この繰り返しによって骨は健康な状態を 保ちますが、免疫機能の異常な状態においてはこのバランスが著しく偏ってしまい、破骨細胞の働きが過剰になり骨の再生がまったく追いつかなくなり結果的に 骨の破壊が進行してしまい、関節の変形にまで至ってしまいます。

リウマチの原因であろうとされていいる事柄

免疫異常、   外傷による細菌感染、  骨密度、

代謝異常、   心因性によるもの、   ウイルス感染、

免疫の異常はどうしておこるのか?

原因そのものはまだよく分かっていませんが、精神的なストレスも原因になると言われています。

遺伝はする?・・・ある程度遺伝性もある様ですが、高い遺伝性は認められない様です。

関節リウマチは、誰がいつかかってもおかしくない

身 近な病気ではないとお考えの方もいらっしゃいますが実際は、1,000人に5~10人が患う病気で、働き盛りの30~50歳代の方に多く発症し、女性の占 める割合が男性の約4倍にもなります。60歳以降に発症する場合や16歳未満に発症する場合など、関節リウマチはあらゆる年齢の方に発症する可能性があ り、男性の患者さんも少なくありません。
病院での治療と平行して鍼灸をされる事でより良い治療効果が発揮出来ます。

日常で気をつけたい事など

関節リウマチは冷える事が苦手です。冷やしてしまうと調子が悪くなり、腫れや痛みがキツくなりやすいのでなるべく冷やさない様にしましょう。冷房の風を患部に直接受けても症状が悪化する事もありますので、直接冷気が当たらない様に風の向きを調節するなど一工夫しましょう。

春 や秋といった比較的過ごしやすい気候でも台所仕事はお湯を使う事をお勧めします。食器を洗う際に大丈夫と思い水を使っていて、「指が痛くなりそう、痛みが 増しそう」な場合はすぐにお湯に代えて下さい。もしもお風呂上がりなど温めた後に痛みがうずく様な場合はほんの少し(数分程度)流水やごく小さな湿布を貼 るなどして冷やしてみて下さい。ただし30分以上冷やしてしまうと痛みが悪化するかも知れませんのでご注意下さい。

鍼灸治療

鍼 灸での治療は患部(痛みや腫れのある所)にはお灸をします、しかしお灸の量(お灸の熱を加える加減、大きさや数など)は微妙な加減が必要な為、初めは軽目 のお灸から致します。その後徐々に増やしていきお灸の適量を定めます、そうするとご自身でもお灸(千年灸みたいな物でも可)をして頂けますので、ご自分で も痛みや腫れの軽減がはかれる様になります。

image1-04.jpeg  その他、過剰な免疫を抑制する穴(ツボ)へのアプローチや全身状態を整える鍼灸などを行います。いずれにせよ鍼灸での関節リウマチの治療は優しくて、痛くないものになりますのでご安心下さい。

ご自分でも出来る事は沢山ありますので出来る事から始めると良いですね。それに加えて鍼灸治療もしてあげると、より良い生活が送れる様になります。

「関節リウマチの食事療法など」詳しくは「こちら」

しかし、焦ったり、無理したりはしない様になさって下さい。パッと治るものではないので気長に構えてじっくりと関節リウマチと向き合っていきましょう。

〈治療頻度の目安〉

●症状や痛みなどが酷く、とても辛い状態・・・週に1回~3回程。

●辛いピークがひとまず過ぎた状態・・・週に1回程。

●随分良くなったもののまだ無理をすると悪化してしまう状態・・・2週間に1回程。

●楽になってきた、今の状態を維持したい・・・月に1回程。

個人差がありますので目安としてお考え頂ければと思います。

 

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「花粉症」をもう少し詳しく

春や秋の様に行楽シーズンで楽しい季節のはずなのに何だか気分が浮かないのが花粉症です。症状を抑えつつ治すには鍼灸がいいですね。

鍼灸とお薬の違い?

お薬と鍼灸の大きな違いとは?無理矢理症状(クシャミ、鼻水、鼻づまり、目の痒みなど)を閉じ込めるのか?、自分の体に治させるのか?です。

お 薬は症状を閉じ込める方で、お薬での治療の場合には去年よりも症状の辛さが悪化する可能性もあります。それはお薬に体が慣れて効きにくくなる事があるから です(お薬に頼る為に治癒力 も低下します)。そうした場合多くの方は去年 よりも辛いのには耐え難く、「お薬の量を増やす」様になってしまいます。去年より治療費が高くなる事にもつながりまが、そういう事は避けたいです ね。

鍼灸は「自分の体に治させる」方で、「自己治癒力」を整え、活性化させていきます。

食事も大切

「治癒力」を 活性化させる為には食事も大切です。なるべく食品添加物が沢山の物(インスタント、レトルト食品、コンビニのお弁当、スナック菓子など)は控えめにした方 が良いです。と いうの も食品添 加物は体にとっては不要な物ですがそれを吸収分解するのに胃腸や免疫機能系はエネルギーを費やされダメージも受けてしまい本来の正常な免疫機能を発揮出来 なくなります。

免疫機能の70%程は胃腸に集中しているのでその影響は大きいです。食生活を改め体に優しい手作りの物を食べる様にするだけでも症状は良くなります。

治 療

鍼灸治療では年々症状は軽減していきます。それは鍼灸が「自己治癒力」に作用して過剰な免疫反応を正常に近づけてくれるからです。とは言え簡単に 「症状が無くなる」訳ではないので、その為に根本的な治療(過剰な免疫反応を正常に近づける)のと同時に症状を抑える治療の2本立ての治療となります。治 療に関してはやんわりとした優しい治療になります。

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花粉症の治療には主にお灸をしてあげます、目や鼻の症状の軽減には鍼も少しします。目や鼻に対して使う穴(ツボ)は手に多いですね、少し足にも穴がありますので手足の穴を主に使い、頚周りにも目に効くいい穴がありますのでそれらも使います。

しっかりとした自己治癒力を手に入れて花粉症に負けない体を作りましょう。

当院は優しくて、痛く無い治療ですのでご安心下さい。

〈治療頻度の目安〉

●症状や痛みなどが酷く、とても辛い状態・・・週に1回~3回程。

●辛いピークがひとまず過ぎた状態・・・週に1回程。

●随分良くなったもののまだ無理をすると悪化してしまう状態・・・2週間に1回程。

●楽になってきた、今の状態を維持したい・・・月に1回程。

個人差がありますので目安としてお考え頂ければと思います。

 

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「アトピー性皮膚炎」をもう少し詳しく

アトピー性皮膚炎とは

「増悪・寛解を繰り返す、瘙痒(そうよう、「かゆみ」の事)のある湿疹を主病変とする疾患であり、患者の多くはアトピー素因を持つ」と定義されています。
つまり、「かゆみのある湿疹」「良くなったり悪くなったりを繰り返す」そして「アトピー素因を持つ」、という3つがアトピー性皮膚炎の特徴となります。

アトピー素因
(1)本人または家族が、アレルギー性の病気(アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、ぜんそく、結膜炎など)を持っていること、

(2)アレルギーと深い関係がある免疫物質「IgE抗体」を作りやすい体質を持っていることをいいます。

アトピー素因とは「アレルギーを起こしやすい体質」と考えるといいでしょう

主な症状は「アトピーならでは」の痒い(かゆい)湿疹

湿疹や皮膚の状態、できる部位などに特徴があります。

アトピー性皮膚炎の症状としては、「かゆみがある」「特徴的な湿疹と分布」「繰り返す」という3つがあげられます。

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赤みのある湿疹、プツプツと盛り上がりのある湿疹、ジクジクと水分の多い湿疹、ゴツゴツしたしこりのような湿疹がよくみられ、掻くことによって皮膚が厚くゴワゴワした状態になったり、かさぶたができたりします。

また、湿疹ができやすい部位にも特徴があり、個人差がありますが、比較的左右対称にできやすく、顔、耳や首回り、わきの下やひじの内・外側、ももの付け根、ひざの表・裏側などに多くみられます。

年齢によって症状が変化する

アトピー性皮膚炎の多くは乳幼児期に発症し、成長とともに治っていく傾向があります。

ただし、大人になるまで続く事や、一度治った人が再発する事もあり、再発した場合は治りにくいといわれています。

また、年齢に応じて症状の傾向が変化し、乳児期は頭や顔に多く、幼児期にかけてだんだんと体や下肢に広がります。特に関節部分にできやすく、皮膚の乾燥が目立つようになります。

思春期~青年期になると、顔や胸、背中、肘など上半身に湿疹ができやすくなります。

乳児で2ヶ月以上、幼児~成人は6ヶ月以上症状が続くと、病院では大抵アトピー性皮膚炎と診断されます。

原因

体質的な要因に環境的な要因が重なって起こりますが、原因が一つとは限らない「多因子性」の病気です。

アトピー性皮膚炎の原因には、「体質的な要因」と、アレルギー症状を起こす物質や皮膚への外部刺激など「環境的な要因」があります。

体質的な要因と環境的な要因が重なった時に、皮膚炎の症状があらわれると考えられます。

ただし、アトピー性皮膚炎の増悪原因や症状は人によってさ様々で、例えば同じ化粧品でも、症状が起こる人と起こらない人がいますし、あるときは大丈夫でも、あるときは症状が出るという事もあります。また、そのときの体調や精神的な状態によっても異なることがあります。

これはアトピー性皮膚炎が、一つだけでなくいくつもの要因が重なって影響する「多因子性」の病気である為です。

病院での対処法、治療

色々な薬を用いられますが、どの薬をどの程度使うかについては、症状や部位などによって異なります。

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最初は1日数回使い、症状が改善するにつれ、1日おき、3日おきなどと少しずつ量を減らし(間欠塗布)、最後には薬ではなく保湿剤に移行させるという進め方が基本です。

外用薬と一緒に過剰なアレルギー反応を抑制する抗ヒスタミン剤を処方されることもあるでしょう。医師の診断による、症状のレベルにあわせた薬を使用した治療は、アトピー性皮膚炎にとって負のスパイラルの原因にもなる「掻く」行為を軽減させるため、不可欠とされています。

大雑把にいうと上記が西洋医学の見解の様です。

 自分で治療&鍼灸治療

手っ取り早く痒みをコントロールするにはお薬は有効・・・これは対処療法になります。

しかし、特に成人においてのアトピーをしっかりと治すには「自分自身の努力」必要になってきます。

「自分で治せるなら苦労はしない!」とお思いの方は多いと思います。しかし「自分で治せる」のです。ただ、パッと治せる訳ではなので時間はかかります。でもまずは出来る事から始める、すると少しずつ良くなってきます。

アトピーは免疫の異常ですから免疫に関係する所の正常化を図ります。実は免疫の70%程が胃腸に集中しています。ですから胃腸の調子も整えて免疫が正常に働く様にしていきます。

〈 食 事 〉
食事を見直す事で胃腸の働きは健全になっていきます。すると胃腸が担う免疫の働きも健全になり過剰な免疫は抑制され、少しずつ症状はおさまってきます。

避けたいのは
①肉類
②甘い物(特に白砂糖を多く使う物、炭酸飲料、ケーキ、アイスクリームなど)
③添加物を大量に含んだ加工食品
これらは少し控えましょう。

他、簡単に自分で出来る事と言えば、食事の時に「兎に角良く噛む、一口につき30回~50回噛む」。噛むこと自体は簡単ですね、まずは普段よりも5回多く噛んでみましょう。良く噛んで食べ物を細かくし、消化吸収を助けるのは正に胃腸を助ける事になります。噛む事で唾液もよく出ますが、唾液の消化酵素も胃腸を助けてくれます。
よく噛む事で食事量を「腹八分目」で済ます事にもつながります。そうなると胃腸には余力が生まれますから不健康な自らの働きを自分で修復しようと努めてくれます。
→不健康な免疫機能の正常化に近づいていきます。

お腹いっぱい食べると自ずとその分胃腸への負担は増えてしまいます。「いつもお腹いっぱい食べる」という事は避けたいですね。余力が無くなり免疫機能の修復も難しくなります。

「ん?」と思いますがその通り、遠回りをします。でも実はその方が近道なのです。

明けても暮れても「かゆみ止め」、「保湿」、「アレルゲンの除去」、の場合、そのサイクルから抜け出せない。いっぺんに酷くならないが、「どうも段々 (年々)悪くなっている気がする」そういうケースは沢山あります。「治している訳ではない?」と思う様になる方も少なくありません。

一緒に治しましょう。

鍼灸では何をするの?

鍼灸では五臓六腑を診ていき、それぞれの調子を整え、治癒力を高める事で悪くなった体を元の健康な状態へと導きます。ですから胃腸に関わる穴(ツボ)も沢山あります。

鍼灸では同じ胃腸の調子を整えるにも患者様の体質によって使う穴(ツボ)を変えていきます。冷え性の方、暑がりの方、すぐにイライラして頭に血が昇りやすい方、それぞれの患者さんに最適な穴(ツボ)を用いて治療をしていきます。

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もちろん痒みを抑える鍼灸もありますので平行してそれらもしていきます。

免疫関係にはお灸をよく使います、治療内容が決まれば「患者さん自身にも自分の手足にお灸をしてもらう」事も出来ます。その際はぜひご自身でもお灸をして下さい、使うのは簡単な千年灸の様な物をで大丈夫です。(度々往診に伺うよりもはるかに費用を抑えられます)

 

〈治療頻度の目安〉

●症状や痛みなどが酷く、とても辛い状態・・・週に1回~3回程。

●辛いピークがひとまず過ぎた状態・・・週に1回程。

●随分良くなったもののまだ無理をすると悪化してしまう状態・・・2週間に1回程。

●楽になってきた、今の状態を維持したい・・・月に1回程。
(良くなったものの「気が付けば又以前の様な症状が・・・」という事が無い様に定期的な治療の継続をお勧めします。特にアトピーは良くなったり悪化したりを繰り返すものですから。健康な状態を維持する事が何よりの予防になります)

個人差がありますので目安としてお考え頂ければと思います。

 

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