自分でチェック出来る数少ない癌です
舌がんは男性に多く、50歳~70歳代に発症することが多いとされています。
ハッキリとした原因は不明ですが、飲酒か喫煙などの化学物質による刺激や、歯並びが悪いために歯が常に舌に当たる、合ってない入れ歯や虫歯といった機械的な刺激などが、舌がんを誘発すると考えられています。
舌がんは、自分で鏡で見れるので患者さんの約3分の2は、早い段階で異変に気づき受診されます。
舌がんの初期には硬いしこりが出来ます。
典型的な症状は舌の両脇の部分にできる硬いシコリです。痛みや出血を伴うとは限りません。
舌の先端や真ん中に癌ができることは少ないです。
ごく初期の症状としては、痛みや出血を伴わないことが多いようです。
舌がんの初期症状はさまざまですが、多くの場合肉眼で確認することができます。
舌がんの初期に見られる症状・特徴
舌に白い膜が張ったようになり、その膜が剥がれにくい。
表面の皮がこすれたように赤くなっている、あるいは隆起している。
小さなシコリがある、という場合があります。
特に舌が白くなっている白斑症はその一部がが癌になる前段階であることもあります。
白斑病変は周りに比べて白っぽくみえる部分ができるのですが、必ずしも「白」ではなく、あくまでも「周りよりも白っぽい色」といった感じです。
(引用:rakuwakai)
他にも口内炎のような状態が慢性的に続いている場合には舌がんの初期症状であることがあります。
単なる口内炎の場合は一週間程で大抵治ります、2週間以上同じ場所の口内炎が治らない・酷くなる様であれば病院(耳鼻咽喉科、口腔外科など)で一度診てもらいましょう。
進行すると
舌がんが進行すると病変が潰瘍(皮膚・粘膜などにできる、深部にまで及ぶ組織の欠損)になり、持続した痛みや出血があったり、口臭が強くなることもあります。
舌がんの中には早い時期から舌の近くの首のリンパ節に転移して急速に進行するタイプもあります。
また舌の下面にできた癌は自分では見えにくく、症状も出にくいため進行した状態で受診される場合も少なくないです。
月に一度位は舌の裏も鏡で見てセルフチェックしましょう。舌の裏に何か違和感を感じた時は必ず舌の裏を鏡でチェックなさって下さい。
日ごろから、鏡で口の内ををチェックしたり、気になる変化や症状が続く場合には早めに耳鼻咽喉科、口腔外科などを受診することが早期発見・早期治療につながります。
舌がんの検査と診断
舌がんを確定診断するためには組織の一部を切り取って(局所麻酔はしてもらえます)、癌細胞の有無を調べる検査をします。
診断がつけば癌の深さや広がりを調べるために触診し、CTやMRIなどの画像検査も行います。
自分の健康は自分で守りたいですね、なのでチョットの手間と愛情を自分に注いで頂けると幸いです。
堀ちえみさんの回復と復帰を心から願います。