気付きにくい肺がんの初期症状
がんの治療では早期発見が大切、肺がんは特に早期発見が重要です。しかし裏腹に早期の発見が難しいというのが肺がんの特徴です。
初期症状
肺がんの早期発見の難しさは「初期症状」がほぼ無かったり(歌舞伎の中村獅童さんはご本人曰く「全く症状がなかった」)、風邪の様な症状が続いていた、といった程度の症状しか出ない、という事が大きく影響しています。以下に例を挙げます。
⚪︎軽い咳、乾いた咳が続いてる、そのうちひどくなって来た。
⚪︎痰の量が増える、痰の色が濃くなって来た。
⚪︎痰に血が混じっている。
⚪︎熱が続いてる。
⚪︎胸の辺りが痛い、持続性の胸の痛みを感じる。
⚪︎物が飲みこみにくい。
⚪︎肺炎や気管支炎を起こしやすくなった。
⚪︎食欲が落ち、急に体重が減った。
⚪︎首や顔が腫れることが増えた。
⚪︎疲労感が強い。
これらの中で3つ以上当てはまる項目がある方は、是非一度、肺がん検診を受けてみられることをお勧めします。
早期発見の難しさを知る事が大切
早期発見の難しい肺がんですが、「肺がんの初期症状が風邪に似ている」という事実を知っていれば、初期症状を見逃して進行がんに苦しむといった最悪のケースを回避することができるはずです。
特にタバコを吸う方は、喉(咳、痰、違和感など)の不調があっても気にならない、気にしない方が多いので、どうも体調がおかしいと思って病院へ行った時にはかなり進行していた、というケースも多いです。
また、今まで健康が取り柄で「私は病気知らずだから大丈夫」と考えている人も気を付けて下さい。
兎に角見つける事が大事なので「こんな程度の症状で病院へ行くのは恥ずかしい」、「心配し過ぎだと笑われるのでは?」などと思わないで下さい。ご自身や大切な人の命を守る為です。
初期の癌の鍼灸治療
代替医療として注目が高く、副作用の無い鍼灸治療は病院での治療と並行して行えます。
初期とは言え、その治療には全力で挑みます。
「まあ、初期だからまだ余裕があるよね」なんてのんきな治療では、後で痛い目を見かねません。
癌が勢い付くと後々厄介ですので、それまでに何とか治してしまう必要があります。
免疫力を上げるには主にお灸を使いますが、患者さんの体を癌と闘う為の最善の環境にする為にありとあらゆる症状を取り除く様にします。
例えば、元々の体質からくる不調の「便秘」、「不眠」、「冷え症」、「更年期障害」、「アレルギー」等々。抗癌剤治療などの副作用の「食欲不振」、「不眠」、「頭痛や各種の痛み」、等々。これらを出来る限り取り除き、体の体力・快復力と免疫力が「癌と闘う為に集中出来る」様にします。
癌が治ったとしても、油断は禁物です。「癌になりやすい生活習慣」に戻ってしまっては元も子もないので「癌になりにくい生活習慣」を維持しながら鍼灸治療も続けて「免疫力の維持」を図り、二度と癌にならない様にしましょう。
初期の癌治療では週に1~3回される患者さんが多いです。
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