強引に力ずくで「勝ち」をもぎ取ろうとしなくても、引き分けならある意味「勝ち」。
大まかにいうと、中期のガンはおおよそステージ2、ステージ3に当たるでしょう。
ステージとは
よく耳にする「ステージ」とはガンがどれくらい進行しているのか?を表します。大まかにいうと以下の様になります。
「ステージ0」・・・ガン細胞が臓器の表面、消化管では粘膜などにとどまっていて、リンパ節に転移はしていない。
「ステージI」・・・腫瘍が少し広がっているけども筋肉の層まででとどまっていて、リンパ節に転移はしていない。
「ステージⅡ」・・・リンパ節に転移はしていないけど、筋肉の層を超えて広がっている。または、腫瘍は広がっていないけども、リンパ節に少し転移している。
「ステージⅢ」・・・腫瘍が筋肉の層を超えて深く広がっている(臓器の壁を超えたり)、リンパ節転移もみられる。
「ステージⅣ」・・・腫瘍が臓器の壁を超えて、まわりの主要な血管などに広がっているか、離れた他の臓器へ転移している。
がん治療は体力勝負
ガンの中期の場合、手術もし、抗癌剤もし、放射線治療もし、辛い副作用にも耐えているのになかなか治らない。
そんな患者さんが多いのが実情で、こんなに頑張っているのになかなか治らないって何!?いつまで抗癌剤治療は続くの?と不安を感じる方はやはり多いです。
「ガンを叩く」なんて言い方をする事がありますが、西洋医療で厄介なのは「ガンを叩く」と同時に「自分の体も同様にダメージを受ける」事です。
ですから体力や快復力(生命力)が非常に重要になってきます。癌よりも体力・快復力が無いと、治療によって徐々に体が弱っていってしまいます。それでは癌には勝てません。
そこで重要になってくるのが、体力&快復力&免疫力(ガンへの攻撃力)を高めながら癌治療を進めて行く事です。
癌の一枚上手をいくわけです。
「そんなに上手い事いったら苦労はしない」とお思いでしょう。
そこをどうにかしていくのが代替医療として注目を集めている鍼灸の癌治療です。癌そのものへのアプローチも行いながら、同時に体力・快復力・免疫力の増加を図ります。鍼灸は病院での治療と並行して行えますし、副作用も無いので安心して取り入れて頂けます。
そして、何としてもしなければいけない事は「癌の勢いを止める」事です。
引き分けの状態ですね、冒頭でも言いましたがこれが出来ればある意味勝ちです。
「引き分け」であれば、癌に負ける事は決して無いです。しかし安心は出来ませんので、この状態で鍼灸治療を続けます。するとある時期を境に癌の勢いが衰えて来ます。こうなって来ると「勝ち戦」ですね。少しホッと出来る状態です。
しかし「百里を行く者は九十里を半ばとす」とある様に、残り少しのところで気を引き締めて取りかかります。無事に百里まで到達出来る様に(^^)
免疫力(がんへの攻撃力)を高める鍼灸
免疫力を高めるには胃腸の調子を整える事がとても重要になります。
と言うのも免疫機能の60~70%は胃腸に集中している為です。
胃腸の調子を整えますが、それには自律神経の調子も整えていきます。何せ胃腸は自律神経の塊みたいなものですから。自律神経を整えると睡眠も質の良い睡眠へとなっていきます。シッカリとした睡眠をとる事で体力の回復にも役立ちます。
免疫力を上げるには主にお灸を使いますが、患者さんの体を癌と闘う為の最善の環境にする為にありとあらゆる症状を取り除く様にします。
例えば、元々の体質からくる不調の「便秘」、「不眠」、「冷え症」、「更年期障害」、「アレルギー」や抗癌剤治療などの副作用の「食欲不振」、「不眠」、「頭痛や各種の痛み」、等々。これらを出来る限り取り除き、体の体力・快復力と免疫力が「癌と闘う為に集中出来る」様にします。
体温も重要。免疫力は、体温が1℃下がると30%低下し、逆に1℃上がると一時的には最大5倍~6倍アップすると言われていますので、いかに体温を上げることが重要かが分かります。風邪を引いた時などに体温が上がる、いわゆる熱が出るのは免疫力を上げて一刻も早く風邪を治そうと自律神経が働いている証拠です。
ですので冷え症の改善も同時に行います。それに加えて当院では温熱療法も取り入れています。
癌治療(抗癌剤治療など)のために出来なくなってしまった事をまた1つ1つ取り戻していきましょう。
ここが踏ん張り所、日々に一喜一憂することはありますが、希望を見据えて一緒に頑張りましょう。
目的にもよりますが、中期の癌治療の場合は週1~3回される患者さんが多いです。
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