初期のがんの鍼灸治療、その前に。心構えは?
癌になりやすい体、癌になりやすい生活習慣だったという事
初期とは言え癌になったという事は、「癌になりやすい体質」、「癌になりやすい生活習慣をしていた」という事が言えるでしょう。
ですので「初期だから」と決して油断しないで下さい。
これ以上絶対に癌を進行させない為には、鍼灸治療と共に今から「生活習慣、食生活」を見直す事が必要になります。体は変えられませんので「生活習慣、食生活」の見直しはとても大切になります。
治療を人(お医者さん)任せにしていいの?
注意して頂きたいのは、初期のがんの患者さんは「初期」というある種の安心感からか?病状や治療に関して「お医者さん任せ」にしてしまっている方が少なくないです。
自分がどんな癌なのか?を勉強する必要があります。
肺がんを例に取りますが、
肺癌は大きく分けると「非小細胞肺癌」と「小細胞肺癌」に分けられます。一般的な事でいうと、
非小細胞肺癌・・・いわゆる肺癌のことで、普通、肺癌と言われた場合、この疾患のことを指しています。
初期には手術が適用されます。癌細胞の形態によって、腺癌、扁平上皮癌、大細胞癌等が含まれます。腺癌はタバコを吸わない人にも発生し、扁平上皮癌はタバコを吸う方に発生しやすいなどの病気の性格に違いがありますが病気の進み具合つまり病期に応じた治療は同一です。そのため、ひとつのグループとして扱われます。
小細胞肺癌・・・肺癌のなかでもとくに進行の早い癌です。
全般的に肺癌は抗癌剤の効きにくい癌ですが、この小細胞肺癌は抗ガン剤によく反応します。そのため、治療の中心は抗ガン剤が主になります。ごく初期の症例には手術の適用になりますが、ある程度進んだ状態では、放射線治療を併用される事が多いです。
どの程度癌が進行すれば、一般的にはどんな治療が必要になるか?
これを自分でもある程度分かっておかなければ、必要以上の治療(手術、抗癌剤、放射線治療など)を施されて、その副作用に苦しむ事になります。
世の中、良心的な病院ばかりとは限りません、お金儲けの方に頭が傾いている病院だって・・・。
初期で進行の早くない種類の癌なのに、「手術」、「抗癌剤」、「放射線治療」と、たたみかけ様とする場合に「チョッと待って下さい」と詳しく説明を求める事も必要になってきます。
それと常に「セカンドオピニオン」の選択を持っておいて下さい。でないと自分の身を守れません。「セカンドオピニオン」の話をした途端に「それなら当病院では診れません、よそへ行って下さい!」と何故か怒り出すお医師さんもいっしゃる様です。そういった病院での治療が最善の選択と言えるでしょうか?
自分の事を本当に親身になって考えてもらえる病院を探してたどり着く、本当の治療はそれからかも知れませんね。
初期の癌の鍼灸治療
代替医療として注目が高く副作用の無い鍼灸治療は病院での治療と並行して行えます。
初期とは言え、その治療には全力で挑みます。
「まあ、初期だからまだ余裕があるよね」なんてのんきな治療では、後で痛い目を見かねません。
癌が勢い付くと後々厄介ですので、それまでに何とか治してしまう必要があります。
免疫力を上げるには主にお灸を使いますが、患者さんの体を癌と闘う為の最善の環境にする為にありとあらゆる症状を取り除く様にします。
例えば、元々の体質からくる不調の「便秘」、「不眠」、「冷え症」、「更年期障害」、「アレルギー」等々。抗癌剤治療などの副作用の「食欲不振」、「不眠」、「頭痛や各種の痛み」、等々。これらを出来る限り取り除き、体の体力・快復力と免疫力が「癌と闘う為に集中出来る」様にします。
癌が治ったとしても、油断は禁物です。「癌になりやすい生活習慣」に戻ってしまっては元も子もないので「癌になりにくい生活習慣」を維持しながら鍼灸治療も続けて「免疫力の維持」を図り、二度と癌にならない様にしましょう。
初期の癌治療では週に1~3回される患者さんが多いです。
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