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アレルギーの鍵を握るのは腸内環境とT細胞

腸内環境の改善がアレルギーの改善に

花粉症やアトピー性皮膚炎も同様ですが、アレルギーの改善には免疫機能を上手にコントロールする事が重要になってきますが、それには胃腸のコントロールが大切になってきます。

不健康な胃腸では免疫細胞の1つT細胞の抑制が弱まる結果、免疫機能が過剰となって必要な食物や無害な花粉までも攻撃・排除しようとする為にアレルギーとして現れてしまいます。人の免疫の70%程は胃腸が担っていますので、胃腸の健康がアレルギーの鍵を握るといっても過言ではないです。

基礎体力アップ・・・免疫の働きを高める食品

老化を加速させる活性酸素は基本的には生命の維持に必要な生理作用(白血球が外敵を撃退する際に使う)を持ちますが、過剰になると体に多くの傷害を与え免疫細胞を壊してしまい、リウマチ、アレルギー、癌(ガン)、動脈硬化といったような病気を発症させます。ビタミンEにはこのような活性酸素が大量に発生させない働きがあります。また高齢になるとプロスタグランジ ンE2などが体の中に出てきて免疫系を弱めてしまいますが、ビタミンEはこれができるのも防ぎ、免疫系のはたらきを高めます。
ビタミンCは免疫機能を高めてくれたり、抗アレルギー作用もありアレルギーによるかゆみに対しても有効な成分です。また粘膜を正常に保つ働きがある為、風邪などの時にはウイルスが侵入しにくい環境をサポートしてくれます。
ビタミンE・・・かぼちゃ、アボカド、ナッツ類など。
ビタミンC・・・ユズ(果皮)、レモン、キウイ、パプリカ、芽キャベツ、ゴーヤ、パセリなど。

亜鉛は不足しがちなミネラルです。亜鉛はもともと免疫細胞の生成に役立っていて、さらに活性酸素を除去する酵素の成分でもあり、不足するとこの酵素は働かないので亜鉛の摂取は免疫機能の維持に必須です。
亜鉛・・・牡蠣、赤身魚、うなぎ、貝類、豆類、ソバなど。

腸内細菌とアレルギー

腸の免疫系は食べ物と一緒に病原細菌などが体内に入るとそれらを攻撃・排除するという大切な役割を担っています。
しかし時にバランスを崩した免疫は無害な花粉や必要な食べ物などにまで過剰な反応をする様になり、アレルギーを引き起こしてしまいます。

一般にラクトバチルス菌やビフィズス菌などのグラム陽性菌は、免疫細胞の1つT細胞をアレルギー抑制(過剰な免疫の沈静化)へと導きます。
・・・T細胞にも種類がいくつかあり、「免疫活動を活発にする働き」、「実際に攻撃・排除する働き」、「免疫を抑制する働き」、とその役割は様々です。

たとえばビフィズス菌が侵入すると、T細胞を免疫抑制に誘導し、アレルギーを抑制しようと活動させます。またアレルギーについては、1999 年には海外の専門家によっても、腸内フローラにラビフィズス菌が多い子供にはアレルギーが少ないことが報告されています。

〈上手にビフィズス菌を増やして腸内環境を改善しましょう〉
ビフィズス菌をサプリメントで摂る際には食後に摂るのがお勧めです。「生きたまま腸まで届く」という物もありますが、いかんせん酸に弱いので出来るだけ胃酸の影響を少なくする為に胃酸の少なくなるタイミングの食後がお勧めです。

ビフィズス菌を増やすにはエサとなるオリゴ糖を摂ると良いですが、オリゴ糖の豊富なバナナと一緒に摂るのも効果的です。
また、オリゴ糖は大豆やゴボウ、アスパラガス、タマネギなどにも含まれていて、普段から積極的に摂取することで、もともと自分の腸の中に存在するビフィズス菌の働きを助けてくれます。
ニンジン、リンゴ、バナナには、今持っているビフィズス菌を増やす「ビフィズス菌増殖因子」があるとされています。

ま た悪玉菌を増やさない為にも元々存在するビフィズス菌が生きやすい腸内環境を整えることも大切です。ビフィズス菌のエサになるオリゴ糖のほか、腸の働きを よくする食物繊維が豊富なイモ、海藻、豆類、キノコ、ゴボウやコンニャクなどもしっかり摂り、バランスのよい食事を心がけましょう。

悪玉菌を増やす要因となる過度な肉類や脂分の摂取を控え、ビフィズス菌や他の善玉菌の優勢な理想的な腸内環境を整えて過剰な免疫を上手く抑えて、アレルギーに悩まされる事のない健康を取り戻しましょう。

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