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「頭痛」をもう少し詳しく

頭痛も人それぞれで色々ありますがザッと3種類に分けられます。大まかな特徴を下に記します。

緊張型頭痛片頭痛は優しい鍼とお灸の治療になります。眼底頭痛は鍼ですね、西洋医学でも眼底頭痛の治療は難しいですが、鍼灸でもその治療は簡単ではないです。しかしその方にあった効果的な治療は必ずありますので諦めないで治療しましょう。

緊張型頭痛

症状・・・締め付け感、圧迫感。
原因・・・疲労やストレスなどで筋肉が固くなったりそれに伴い神経が刺激されて起こる。
左右・・・多くは左右共に痛い、片側だけのケースもあるが少ない。
男女比・・・同等。
発生時期・・・夕方に多い(疲労の蓄積の為)。
その他の特徴・・・頭痛の中では最も多いタイプの頭痛、精神的な緊張やストレスも原因。
軽減&増悪・・・入浴や軽い運動で症状がやわらぐ、首や肩を温めると良い。過労や睡眠不足で増悪。

片頭痛

症状・・・痛みは拍動性でズキンズキンと痛む、光や音に過敏になりそれによって痛みが悪化する場合もある、時に吐き気や嘔吐を伴う。
原因・・・血管のすぐ側を通る神経が血管に圧迫されて痛みが出る→リラックスしている(副交感神経優位の)状態では血管の緊張が緩み、少し血管が膨らむ。それによって側を通る神経が圧迫され刺激される。その為に休日や入浴時などのリラックスしている時に痛みが増す。
左右・・・左右のどちらか片側だけ、まれに左右共に痛いケースもある。
男女比・・・女性の方が多い。
発生時期・・・週末や朝方、リラックスしている時の方が痛みが出やすい。
その他の特徴・・・頭痛がする前に閃輝暗点(センキアンテン)という前兆がある(約20%)。
閃輝暗点(視界の中にチカチカと輝く光や キラキラとした稲妻のような光が現れ、目の前が見えづらくなる) 、家族性がある(家族の中に同じ様な頭痛の者がいる)。
軽減&増悪・・・入浴や飲酒で痛みが増す、チョコレートを食べても痛みが増す場合がある。仕事をしている時など緊張している時は頭痛が治まっている。痛い所を冷やすと痛みがやわらぐ(血管が収縮する為)。

眼底頭痛

症状・・・頭痛の中では1番強烈な痛み、文字通り目の奥が痛いが突き刺す様なえぐられる様な痛み。
原因・・・不明。
左右・・・左右どちらか片方。
男女比・・・男性に多い。
発生時期・・・季節の変わり目、1年の内1ヶ月~2ヶ月間に集中して痛くなる。
その他特徴・・・罹患(この頭痛になる)するのは比較的まれである、涙が出る(視覚障害はない)、鼻水が出る、寝ていても目が覚めるくらい痛い、三叉神経痛、自律神経症状、原因はよく分かってない、(一般的にはバファリンは利かないとされている)。
軽減&増悪・・・ストレスや飲酒によって痛みが増す。病院ではトリプタン系の薬(血管と神経に作用)での治療となる事が多い様。

治 療

頭痛の原因を簡単に言うと、頭部や頚周囲の筋肉の過緊張、血管や神経のアンバランスによって起こります。

頭部や頚周囲の筋肉の過緊張の原因は不良姿勢や眼精疲労はもちろんですが、自律神経の不調が関係している事もあります。
どういう事かと言いますと、例えばパソコンやデスクワークにより頭ばかり酷使し、体はあまり使わないという環境などでは心身のアンバランスから自律神経の アンバランスを招いてしまいます。そうなると、オンオフの切り替えが上手く出来なくなり、緊張した筋肉はいつまで経っても緊張したままの状態が続いてしま います。
すると限界を超えると筋肉などの痛みとなって現れてしまうのです。

血管や神経に関しては自律神経が関係してくる事は容易に想像できると思います。

筋肉の緊張を和らげ痛みの治療をしたり、自律神経を整える事は鍼灸治療の得意とするところです。

またストレスが頭痛の大きな要因であるケースは少なくないですが、ストレスの軽減にも鍼灸は有効です。その為ストレスが原因で「睡眠が浅い」、「寝付きが悪い」という患者さんはそれらも改善するケースが御座います。

「私の頭痛の原因は何?」、「鍼灸ってどんなん?」など疑問をお持ちの方も是非1度ご連絡下さい。お待ちしております。

〈治療頻度の目安〉

●症状や痛みなどが酷く、とても辛い状態・・・週に1回~3回程。

●辛いピークがひとまず過ぎた状態・・・週に1回程。

●随分良くなったもののまだ無理をすると悪化してしまう状態・・・2週間に1回程。

●楽になってきた、今の状態を維持したい・・・月に1回程。

個人差がありますので目安としてお考え頂ければと思います。

 

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