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脳梗塞で退院後も訪問リハビリを頼んだ方がいい?効果は?など

退院後はしばらく病院から訪問リハビリが来てくれたけど、それが終わった後は?リハビリを続けたいけど何処に頼んだらいい?効果はある?週に何日来てくれる?リハビリは辛い?料金は?

せっかく今まで頑張ってきたリハビリです、続けましょう。

どこに頼んだらいい?

病院以外で考えると、厳密に法律でいう所の「リハビリ」ではないにしろ、実質的にリハビリをされている所は「鍼灸整骨院」、「鍼灸院」、「マッサージ治療院」(以降まとめて治療院と呼ぶ事にします)など、その他実費なら「個人トレーナー、パーソナルトレーナー」などあります。

治療院の中には「訪問はしていない」という所もありますので、鍼灸整骨院や鍼灸院、マッサージ治療院などのホームページで確認したり、直接電話をして聞いてみるといいですね。電話をしてみて、「感じのいい所だな」、「なんか感じ悪い」などの違いも分かりますので、気軽な感じで何件かお電話してみて下さい。

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訪問の場合は治療院が近くにある必要はないですから、同じ市町村内にあれば大抵は訪問に応じてくれると思います。

ただ気を付けて頂きたいのは訪問治療(マッサージなど)はしているが、「リハビリはあまりした事がない」という治療院さんは止めておいた方が良いと思います。

と言うのもリハビリと一口にいっても患者様によって麻痺や体の状態は千差万別、1人1人に合わせた治療内容、目標設定などしっかりと行う必要がありますので、やはり経験豊富な所にお願いされた方がより良い治療効果が望めます。

お電話でのお問い合わせの際に少し踏み込んだ質問、例えば「リハビリではどんな患者さんが多い?」とか「歩ける様になる?」とか、パッと応え難い内容の質問でも、何とか答えようとしてくれるならいいですが、じゃまくさそうに答えを濁すようなら、良くない治療院である傾向があります。

もちろん京都市内なら当院「木下鍼灸院」にご連絡下さい。
℡  075-622-2805
メール info@k-shinnkyuu.com

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当院の訪問では脳梗塞の患者様も多いです、他にはパーキンソン病の患者様、寝たきりの患者様など様々な患者様がいらっしゃいます。それぞれの患者様の希望や体力、麻痺や体の状態に合わせて治療をしていきます。

リハビリの効果って?

単純な筋トレや体力維持の運動なら1ヶ月も頑張れば目に見えて違いが出ますし、実感もあるでしょう。

しかし、訪問治療の患者様はそうはいきません。とは言え、治療開始の数週間は目に見えて体の状態が良くなる事は多いです。それは運動と共に硬くなった筋肉を和らげたり、手足を動かす事で少し脳も活性化され元気が出てきたり、運動によって血行が良くなることで顔色も良くなったり、他人と話をする機会が出来て気持ちにハリが戻るためです。

話を戻しますね、治療効果ですが、「気長に続けて慌てず騒がず」の気持ちでいて下さい。

これは本当に個人差があります、特に脳梗塞や脳卒中などが原因で「手足に麻痺」が残っている場合は数ヶ月単位で変化が実感出来るような感じです。ですので、「昨日と今日」、「先週と今週」で比べてもなかなか変化は感じられなくて普通です。

1年後2年後をみながら目標を立てて、じっくりと機能回復をはかる。そういう心構えでいて欲しいと思います。

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とは言え人間ですから、些細な事で「一喜一憂」します。「なかなか良~ならんなぁ」と嘆(なげ)いてみたり、足首が少し動かせる様になれば「さっき何回か動いた!、チョッとやけど」と喜んでみたりと。それでいいと思います、1年後・2年後を見ながらなら。

しかし中には80代や90代と年齢と体力的に考えて、「年々、体力・運動機能が落ちていくのを防ぐ」、現状維持が何とか出来るようにしている。というケースもございます。

ただ、何もしないのは本当にやめて下さい。自分でも歩いたり運動したりもせず、訪問リハビリもしてもらわず。となってくると、みるみる内に関節や筋肉は硬くなり、麻痺も年々酷くなってきます。

何もせず、ほうっておいて現状維持は不可能です。「何もしなければ悪化するだけ」ですので兎に角、動かす、伸ばす、ほぐす、何でもいいので兎に角、継続してする様にして下さい。

訪問してもらうのが1番なのは言うまでもありませんが。

週に何日?

当院は通常週に2日~3日です、もう少し多い患者様もいらっしゃいます。

リハビリは辛い?

これは患者様の意向によります。現状維持か、今よりももっと良くなろうと思っているかによりますね。

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〈あんまり辛いのはしたくない〉
●ベッドで寝たきりだけど多少の寝返りを自分で出来る様に、ベッドから車椅子への移動の際に、ほぼ自力で出来る様になりたい。

●自分でトイレに行けるくらいは維持したい。

●近所を少し散歩するくらいは維持したい。

〈辛くてもかまわない〉
●何とか今よりも歩ける様に、出来るなら麻痺してる方の手で食事が出来る様になりたい。だからキツイ事でもする。

などなど、選ぶのは患者様です。もちろん私は出来る限り良くなって頂きたいと願ってやみません。

料金は?保険は使えるか?

保険もお使い頂けます。

お医者様に、訪問(往診)が必要と判断した「同意書」という書類を一枚書いて頂くだけで大丈夫です。

お医者様に書いて頂く書類はこちらでご用意致します。見本もお渡ししますのでそれになぞらえて書いて頂くだけです。

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負担割合は医療機関と同様で、病院で3割負担の方は鍼灸やマッサージでも3割負担、病院で1割負担の方は鍼灸やマッサージなどでも1割負担。障害者1級・2級などで病院で0割負担の方は鍼灸やマッサージなどでも0割負担でご利用頂けます。

保険をご利用の多くの患者様は週に3日ご利用頂いています。

保険での鍼灸の訪問(出張)治療の場合は1回約30分の治療時間となります。

保険ご利用の場合は1割負担の方なら1回350円くらいです。

ただし、麻痺の程度もそれ程悪くない等の理由で医師に「訪問(往診)は不必要」と判断された場合は保険を使った訪問は出来ません。

それほど歩行に支障はないので通院できますね、と医師が判断されたという事ですね。

脳梗塞後の為に訪問をさせて頂いている患者様では実費治療の方はいませんが、もしも実費治療で訪問リハビリをされるなら、治療院にもよりますが、当院では1回30分で3,000円です。

障害者1級、2級をお持ちなら基本的に保険をご利用した訪問は可能です。

級は軽い又は無い方でも、「足腰が悪く近所のお買い物もやっとこさ行く感じ」の方は保険をご利用しての訪問が出来る場合がありますので、ご希望の方は1度ご連絡下さい。

再度、分かりやすく丁寧にご説明致します。

 

ご予約・ご相談はこちら 「木下 鍼灸院」
℡  075-622-2805
メール info@k-shinnkyuu.com

 


「リハビリのお手伝い」をもう少し詳しく

往診では手足に麻痺(脳卒中小児麻痺など)のある方、パーキンソン病寝たきりの患者さんも少なくないですが、こういった患者さんにはリハビリが効果的な事も多いです。

リハビリが必要な訳

脳卒中(脳梗塞、クモ膜下出血)
・・・簡単にいうと、脳卒中は脳の神経がダメージを受けている状態です。その為に手足などに麻痺が現れます。
また、関節なども硬くなってきますので動かす際に「痛い、痛い」と訴える事が増えてきます。手足を動かす神経の大元である脳にダメージがある為に「時間がたっても自然に麻痺が治る事はない」と考えられています。

小児麻痺
・・・簡単にいうと、小 児麻痺は出生時や出生直後などに脳がダメージを受けている場合と出生後にポリオウイルスなどで脊髄の運動神経がダメージを受けている場合などがあります。 いずれにせよ「治す治療」は今の所無い為に、「麻痺があっても日常生活を送る上でうまくコントロールしていける様にする」という取り組みになってきます。

パーキンソン病
・・・こちらも脳の神経が関係してきます。
手足が震えたり、ある特定の指の動きを無意識にしてしまう。
ふらついた時に立て直しがきかず倒れる。
などという症状や、自律神経系の症状まで様々な症状が現れます。
お薬は色々あり、症状のコントロールはある程度なされますが、進行性の為に年々悪くなってしまう方は少なくないです。

寝たきり(ほぼ寝たきり)
・・・ 怪我や病気で寝たきりになってしまう患者さんも割と多いですが、とはいえそのままの状態でいると、筋力は気付いた時には想像以上に衰えて、 以前はトイレに自分で行けていたのが今では1人では行けなくなり、家族の負担が思いの他大きくのしかかっている。というご家庭も少なくないです。
何とか患者さん自身で出来る事を1つでも増やせられる様にしましょう。

共に何もしないでいると麻痺や筋力低下、関節の硬さが増して今以上に日常生活が徐々に困難になってしまいます。

往診(訪問)で何をするの?

原因や症状に違いはありますが、することは大まかには同じです。

硬くなった関節や筋肉を和らげる

関節や筋肉が硬いと様々な痛みの原因に つながりますので、それらの硬さを和らげる事によって頚や肩、足腰などに出る痛みを軽減したり取り除いたりする。歩行時の不良姿勢やアンバランスを改善し て不安定感を軽減し、より安定感のある歩行が出来る様にする。ベットから車椅子への移動などの際に「痛い、痛い」と言わずにすむ様に、などなど。

動く範囲で手足を動かす

脳卒中や小児麻痺で手足に麻痺がある場合でも動かせる所は動かします。その際のコツもあるのでお伝えします。

パーキンソン病で動かし難い手足がある場合も簡単な運動をします。コツもお伝えします。

寝たきり(ほ ぼ寝たきり)の方も動く範囲で手足を動かします。そうしないと手足の血行不良から免疫力の低下→風邪を引きやすい、体調を崩しやすい、という事にもつな がってしまいます。逆に手足の運動をする事で血行も良くなり免疫力も上がり風邪などにもかかり難くなりますし、体力の低下も予防できます。自分でトイレに 行けないまでも何とか寝返りを打てる状態を保てられれば褥瘡(ジョクソウ、床ずれ)も防げます。

簡単に患者さん自身で出来る運動で言いますと、「グーチョキパー」を10回、グーチョキパーと声に出しながらする。こういったごく簡単な事もしますが、「しっかり歩ける様にならなあかんの!」という気合いの入った患者様もいますので、それぞれの患者様にあった運動を考えていきます。

「リ ハビリがしたい」とお考えの方には色々とアドバイスも致します。麻痺の手足を上手く動かすコツもありますので一緒に取り組みましょう。ご自身が諦めないのであれば体はそれに必ず応えてくれます。時間はかかりますが頑張りましょう。今よりも少しでも快適な生活を送れる様にしたいですね。

往診は上記の様なお悩みの方の治療にとても適しています。

そんな往診が保険で出来ます

保険を上手に使うと往診はもっと身近なものになります、鍼灸やマッサージでも保険は使えます。

お医者様に「同意書」という書類を一枚書いて頂くだけで大丈夫です。

お医者様に書いて頂く書類はこちらでご用意致します。見本もお渡ししますのでそれになぞらえて書いて頂ければ大丈夫です。

身近に同意書を書いて頂けるお医者様がいらっしゃらない場合は、同意書を書いて頂けるお医者様をご紹介致します。

負担割合は医療機関と同様で、病院で1割負担の方は鍼灸やマッサージでも1割負担。病院で0割負担の方は鍼灸やマッサージでも0割負担でご利用頂けます。

保険に関してもう少し詳しくは「こちら」。

患者様やご家族の声

自主的にリハビリをされている患者様のご自宅に往診におうかがいする事も少なくないですが、「手足の運動なんてしてなかった」という患者様も意外に多いです。ですがご本人は元よりご家族にも喜んで頂いています。

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●以前はヨチヨチ歩きでしたが足取りがシッカリとする様になってきました。家内のお荷物にならない様に励んでいます。

●年々歩けなくなってくるんじゃないかしら?と不安でしたが、足の運動をするうちに怖々歩いていたのが怖くなくなってきて、この歳で筋肉がつくの!?と驚いています。

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●ほとんど寝たきりのお婆さんですけど、車椅子に移る時に少し自分で踏ん張れる様になったんで介護する方も楽になり助かってます。

 

〈治療頻度の目安〉

週に2回~3回程・・・続ける事が大切になってきます。せめて週1回程の治療をお勧め致します。

個人差がありますので目安としてお考え頂ければと思います。

ほとんどの患者様が保険を使って往診(訪問)をご利用頂いています、詳しくはご連絡下さい。

 

ご不明な点や詳しくはご連絡下さい。
℡  075-622-2805
メール info@k-shinnkyuu.com

保険に関してもう少し詳しくは「こちら」。