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「便秘」をもう少し詳しく

便秘の原因は人それぞれ、効果的な治療法も人それぞれ。

原因として1番多いのが「食物繊維の不足」・・・「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」をバランス良く撮りましょう。(詳しくはページ後半で)

ストレス・・・ストレスによって自律神経が影響を受けますが、胃腸は自律神経によって活動していますので、ストレスでまともに胃腸は影響を受けてしまいます。「ストレス=便秘」の構図を色々な方法で崩しましょう。

運動不足・・・ 運動不足は何かと体の機能の低下を招きますが、便秘もその1つです。運動する事で排便に必要な腹筋なども鍛えられます。便秘だけで考えた場合、運動は激し い運動よりも軽いウォーキングの方が適しています。穏やかな運動の方が副交感神経の働きを高めそれにより胃腸の働きを活性化してくれます。

薬の副作用・・・普段飲んでいる「薬の副作用」とハッキリ分かっている場合は主治医や薬剤師さんに「この○○というお薬は便秘になってしまうので、同じ効果で便秘になりにくいお薬は他にありますか?」と尋ねてみてもいいですね。
便秘薬を常に服用されている方も多いかと思いますが、元来お薬は体にとっては毒ですから「常時飲むお薬」はなるべく少ないにこした事はないですね。

治療する事で良くなってくれば「お薬が減る」事にもつながってきます。

image1-a1.jpegお通じを出すのに大切なのはバランスが取れていて食物繊維のたっぷりな食事。それがなかなか出来ない、そういう食事をしていても出ない、そういう方は割と多いです。

そこで定期的に鍼灸や便秘マッサージで出してあげると良いですね、「便は出す物だ」と体に覚えさせます。と同時に普段の生活の中で出来る事や食生活に一工夫して「出せる体」にしていきましょう。

水溶性と不溶性をバランス良く

水溶性食物繊維の効果
腸内で水に溶け、粘性がでる食物繊維です。水溶性食物繊維の効果には「コレステロールの上昇防止」、「血糖値の上昇防止」、「消化速度の抑制(お腹がすきにくい)」、「血圧を低下させる」などがあります。
腸内の余分な水分を吸収し便を程よい硬さにする。

水溶性食物繊維を多く含む食品は海草類(こんぶ、わかめなど)や、こんにゃく、寒天、果物などです。

不溶性食物繊維の効果(過敏性腸症候群では控える方がよいでしょう)
不溶性食物繊維は、腸内で水分を吸収して膨張します。
不溶性食物繊維の効果には「腸の蠕動運動を刺激する」、「早食いや食べ過ぎの防止」、「食事の満足感の向上」、「便秘の解消、改善」、「腸内環境の整備」、「有害物質の排出」などがあります。

不溶性食物繊維を多く含む食品は豆類、きのこ類、サツマイモ、切り干し大根、おから、精製されていない穀物、ココアです。
不溶性ばかりで水溶性が少ないと便が硬くなったり腹部の膨満感が強くなります。

☆不溶性:水溶性=2 : 1。が理想です。

直腸性便秘の場合は食物繊維をとり過ぎるとお腹が張ったり、ガスが溜まりやすくなるので注意して下さい。

便秘は「キチントさん」や「頑張り屋さん」に多いですね、思う様に事が運ばなくてイライラする事もあろうかと思いますが、時折の息抜きも大切になさって下さい。なかなか出ないと辛いものがありますが、何とかして出る体にしましょう。

 

〈最後に〉
「何をやってもなかなか改善しない」という方も少なくないですが、心配しなくても「出せる体」になります。元来「出る物」ですから(^^)

早い患者様であれば治療をした当日にお通じがあった方もいらっしゃいます。また当日はガスが沢山出て、翌日にお通じがあった、という方もいらっしゃいます。
あれこれ考えるよりも、治療を始める方が快適な日々を早く手に出来ます。鍼灸は「元々の健康な体に戻す」のが得意ですから。

そしてご存じの通り便秘改善はお肌トラブルの予防・改善に効果的です。腸内環境を整え、体の中から美しくし、そして美しいお肌も手に入れましょう。

便秘の治療も優しくて、痛く無い治療ですのでご安心下さい。

〈治療頻度の目安〉

●症状や痛みなどが酷く、とても辛い状態・・・週に1回~3回程。

●辛いピークがひとまず過ぎた状態・・・週に1回程。

●随分良くなったもののまだ無理をすると悪化してしまう状態・・・2週間に1回程。

●楽になってきた、今の状態を維持したい・・・月に1回程。

個人差がありますので目安としてお考え頂ければと思います。

 

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℡  075-622-2805
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関節リウマチとは?免疫の正常化&鍼灸治療

関節リウマチとは?

30代~50代の女性に多く発症します。体の免疫異常によって関節に炎症が持続し、腫れて痛み、最終的には関節が破壊され、変形してしまう病気です。

こ のため、治療をしないで放っておくと、関節破壊の進行が進み寝たきりになってしまう可能性もあります。  関節リウマチの治療は長らく「単に痛みを和らげる治療で、進行はしてしまう」ものでしたが近年は早期に発見し適切な治療を行えば、関節破壊の進行を防ぐ ことが可能となっています。

病名から、”関節”だけが冒される病気と勘違いしがちですが、微熱・倦怠感・食欲不振などの全身症状、間質性肺炎などの肺病変、眼症状、皮膚症状など関節以外も冒されるため、全身管理が必要とされます。

また関節リウマチのお薬は一般的には免疫機能を抑制するために、風邪などにかかり易くなりますのでチョッとした体調の変化にも気を配り風邪をこじらせない様に心がけて下さい。肺炎やインフルエンザにかかる方も少なくありません。

自分の症状が関節リウマチであるかを自己判断するのが困難なため、病気の発見が遅れしまうことがありますが、大切なのは早期発見・早期治療です。少しでも関節リウマチを疑う症状があれば、まず専門医に相談しましょう。

よくある自覚症状

朝に手の指がこわばる(手足の指の関節や手首・足首に多いが他の関節に出る事もある)。
手足の指の関節や手首・足首が腫れる、痛む。症状のこわばり、腫れ、痛みが6週間以上続いている。など。

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関節が破壊されるのはなぜか?

体の免疫機能(細菌やウイルスを撃退する役目)が自分の関節を「外敵だ」と 勘違いして「攻撃」をしてしまい炎症を起こす為に腫れや痛みが出て来ます。その状態が続くと「破骨細胞」が過剰に働いてしまい骨の変形にまで至ってしまい ます。「破骨細胞」は普段は古くなった骨を必要な分だけ少し破壊します。骨の再生はまた別の細胞によってされます。この繰り返しによって骨は健康な状態を 保ちますが、免疫機能の異常な状態においてはこのバランスが著しく偏ってしまい、破骨細胞の働きが過剰になり骨の再生がまったく追いつかなくなり結果的に 骨の破壊が進行してしまい、関節の変形にまで至ってしまいます。

リウマチの原因であろうとされていいる事柄

免疫異常、   外傷による細菌感染、  骨密度、

代謝異常、   心因性によるもの、   ウイルス感染、

免疫の異常はどうしておこるのか?

原因そのものはまだよく分かっていませんが、精神的なストレスも原因になると言われています。

遺伝はする?・・・ある程度遺伝性もある様ですが、高い遺伝性は認められない様です。

関節リウマチは、誰がいつかかってもおかしくない

身 近な病気ではないとお考えの方もいらっしゃいますが実際は、1,000人に5~10人が患う病気で、働き盛りの30~50歳代の方に多く発症し、女性の占 める割合が男性の約4倍にもなります。60歳以降に発症する場合や16歳未満に発症する場合など、関節リウマチはあらゆる年齢の方に発症する可能性があ り、男性の患者さんも少なくありません。
病院での治療と平行して鍼灸をされる事でより良い治療効果が発揮出来ます。

日常で気をつけたい事など

関節リウマチは冷える事が苦手です。冷やしてしまうと調子が悪くなり、腫れや痛みがキツくなりやすいのでなるべく冷やさない様にしましょう。冷房の風を患部に直接受けても症状が悪化する事もありますので、直接冷気が当たらない様に風の向きを調節するなど一工夫しましょう。

春 や秋といった比較的過ごしやすい気候でも台所仕事はお湯を使う事をお勧めします。食器を洗う際に大丈夫と思い水を使っていて、「指が痛くなりそう、痛みが 増しそう」な場合はすぐにお湯に代えて下さい。もしもお風呂上がりなど温めた後に痛みがうずく様な場合はほんの少し(数分程度)流水やごく小さな湿布を貼 るなどして冷やしてみて下さい。ただし30分以上冷やしてしまうと痛みが悪化するかも知れませんのでご注意下さい。

鍼灸治療

鍼 灸での治療は患部(痛みや腫れのある所)にはお灸をします、しかしお灸の量(お灸の熱を加える加減、大きさや数など)は微妙な加減が必要な為、初めは軽目 のお灸から致します。その後徐々に増やしていきお灸の適量を定めます、そうするとご自身でもお灸(千年灸みたいな物でも可)をして頂けますので、ご自分で も痛みや腫れの軽減がはかれる様になります。

image1-04.jpeg  その他、過剰な免疫を抑制する穴(ツボ)へのアプローチや全身状態を整える鍼灸などを行います。いずれにせよ鍼灸での関節リウマチの治療は優しくて、痛くないものになりますのでご安心下さい。

ご自分でも出来る事は沢山ありますので出来る事から始めると良いですね。それに加えて鍼灸治療もしてあげると、より良い生活が送れる様になります。

「関節リウマチの食事療法など」詳しくは「こちら」

しかし、焦ったり、無理したりはしない様になさって下さい。パッと治るものではないので気長に構えてじっくりと関節リウマチと向き合っていきましょう。

〈治療頻度の目安〉

●症状や痛みなどが酷く、とても辛い状態・・・週に1回~3回程。

●辛いピークがひとまず過ぎた状態・・・週に1回程。

●随分良くなったもののまだ無理をすると悪化してしまう状態・・・2週間に1回程。

●楽になってきた、今の状態を維持したい・・・月に1回程。

個人差がありますので目安としてお考え頂ければと思います。

 

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「花粉症」をもう少し詳しく

春や秋の様に行楽シーズンで楽しい季節のはずなのに何だか気分が浮かないのが花粉症です。症状を抑えつつ治すには鍼灸がいいですね。

鍼灸とお薬の違い?

お薬と鍼灸の大きな違いとは?無理矢理症状(クシャミ、鼻水、鼻づまり、目の痒みなど)を閉じ込めるのか?、自分の体に治させるのか?です。

お 薬は症状を閉じ込める方で、お薬での治療の場合には去年よりも症状の辛さが悪化する可能性もあります。それはお薬に体が慣れて効きにくくなる事があるから です(お薬に頼る為に治癒力 も低下します)。そうした場合多くの方は去年 よりも辛いのには耐え難く、「お薬の量を増やす」様になってしまいます。去年より治療費が高くなる事にもつながりまが、そういう事は避けたいです ね。

鍼灸は「自分の体に治させる」方で、「自己治癒力」を整え、活性化させていきます。

食事も大切

「治癒力」を 活性化させる為には食事も大切です。なるべく食品添加物が沢山の物(インスタント、レトルト食品、コンビニのお弁当、スナック菓子など)は控えめにした方 が良いです。と いうの も食品添 加物は体にとっては不要な物ですがそれを吸収分解するのに胃腸や免疫機能系はエネルギーを費やされダメージも受けてしまい本来の正常な免疫機能を発揮出来 なくなります。

免疫機能の70%程は胃腸に集中しているのでその影響は大きいです。食生活を改め体に優しい手作りの物を食べる様にするだけでも症状は良くなります。

治 療

鍼灸治療では年々症状は軽減していきます。それは鍼灸が「自己治癒力」に作用して過剰な免疫反応を正常に近づけてくれるからです。とは言え簡単に 「症状が無くなる」訳ではないので、その為に根本的な治療(過剰な免疫反応を正常に近づける)のと同時に症状を抑える治療の2本立ての治療となります。治 療に関してはやんわりとした優しい治療になります。

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花粉症の治療には主にお灸をしてあげます、目や鼻の症状の軽減には鍼も少しします。目や鼻に対して使う穴(ツボ)は手に多いですね、少し足にも穴がありますので手足の穴を主に使い、頚周りにも目に効くいい穴がありますのでそれらも使います。

しっかりとした自己治癒力を手に入れて花粉症に負けない体を作りましょう。

当院は優しくて、痛く無い治療ですのでご安心下さい。

〈治療頻度の目安〉

●症状や痛みなどが酷く、とても辛い状態・・・週に1回~3回程。

●辛いピークがひとまず過ぎた状態・・・週に1回程。

●随分良くなったもののまだ無理をすると悪化してしまう状態・・・2週間に1回程。

●楽になってきた、今の状態を維持したい・・・月に1回程。

個人差がありますので目安としてお考え頂ければと思います。

 

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「アトピー性皮膚炎」をもう少し詳しく

アトピー性皮膚炎とは

「増悪・寛解を繰り返す、瘙痒(そうよう、「かゆみ」の事)のある湿疹を主病変とする疾患であり、患者の多くはアトピー素因を持つ」と定義されています。
つまり、「かゆみのある湿疹」「良くなったり悪くなったりを繰り返す」そして「アトピー素因を持つ」、という3つがアトピー性皮膚炎の特徴となります。

アトピー素因
(1)本人または家族が、アレルギー性の病気(アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、ぜんそく、結膜炎など)を持っていること、

(2)アレルギーと深い関係がある免疫物質「IgE抗体」を作りやすい体質を持っていることをいいます。

アトピー素因とは「アレルギーを起こしやすい体質」と考えるといいでしょう

主な症状は「アトピーならでは」の痒い(かゆい)湿疹

湿疹や皮膚の状態、できる部位などに特徴があります。

アトピー性皮膚炎の症状としては、「かゆみがある」「特徴的な湿疹と分布」「繰り返す」という3つがあげられます。

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赤みのある湿疹、プツプツと盛り上がりのある湿疹、ジクジクと水分の多い湿疹、ゴツゴツしたしこりのような湿疹がよくみられ、掻くことによって皮膚が厚くゴワゴワした状態になったり、かさぶたができたりします。

また、湿疹ができやすい部位にも特徴があり、個人差がありますが、比較的左右対称にできやすく、顔、耳や首回り、わきの下やひじの内・外側、ももの付け根、ひざの表・裏側などに多くみられます。

年齢によって症状が変化する

アトピー性皮膚炎の多くは乳幼児期に発症し、成長とともに治っていく傾向があります。

ただし、大人になるまで続く事や、一度治った人が再発する事もあり、再発した場合は治りにくいといわれています。

また、年齢に応じて症状の傾向が変化し、乳児期は頭や顔に多く、幼児期にかけてだんだんと体や下肢に広がります。特に関節部分にできやすく、皮膚の乾燥が目立つようになります。

思春期~青年期になると、顔や胸、背中、肘など上半身に湿疹ができやすくなります。

乳児で2ヶ月以上、幼児~成人は6ヶ月以上症状が続くと、病院では大抵アトピー性皮膚炎と診断されます。

原因

体質的な要因に環境的な要因が重なって起こりますが、原因が一つとは限らない「多因子性」の病気です。

アトピー性皮膚炎の原因には、「体質的な要因」と、アレルギー症状を起こす物質や皮膚への外部刺激など「環境的な要因」があります。

体質的な要因と環境的な要因が重なった時に、皮膚炎の症状があらわれると考えられます。

ただし、アトピー性皮膚炎の増悪原因や症状は人によってさ様々で、例えば同じ化粧品でも、症状が起こる人と起こらない人がいますし、あるときは大丈夫でも、あるときは症状が出るという事もあります。また、そのときの体調や精神的な状態によっても異なることがあります。

これはアトピー性皮膚炎が、一つだけでなくいくつもの要因が重なって影響する「多因子性」の病気である為です。

病院での対処法、治療

色々な薬を用いられますが、どの薬をどの程度使うかについては、症状や部位などによって異なります。

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最初は1日数回使い、症状が改善するにつれ、1日おき、3日おきなどと少しずつ量を減らし(間欠塗布)、最後には薬ではなく保湿剤に移行させるという進め方が基本です。

外用薬と一緒に過剰なアレルギー反応を抑制する抗ヒスタミン剤を処方されることもあるでしょう。医師の診断による、症状のレベルにあわせた薬を使用した治療は、アトピー性皮膚炎にとって負のスパイラルの原因にもなる「掻く」行為を軽減させるため、不可欠とされています。

大雑把にいうと上記が西洋医学の見解の様です。

 自分で治療&鍼灸治療

手っ取り早く痒みをコントロールするにはお薬は有効・・・これは対処療法になります。

しかし、特に成人においてのアトピーをしっかりと治すには「自分自身の努力」必要になってきます。

「自分で治せるなら苦労はしない!」とお思いの方は多いと思います。しかし「自分で治せる」のです。ただ、パッと治せる訳ではなので時間はかかります。でもまずは出来る事から始める、すると少しずつ良くなってきます。

アトピーは免疫の異常ですから免疫に関係する所の正常化を図ります。実は免疫の70%程が胃腸に集中しています。ですから胃腸の調子も整えて免疫が正常に働く様にしていきます。

〈 食 事 〉
食事を見直す事で胃腸の働きは健全になっていきます。すると胃腸が担う免疫の働きも健全になり過剰な免疫は抑制され、少しずつ症状はおさまってきます。

避けたいのは
①肉類
②甘い物(特に白砂糖を多く使う物、炭酸飲料、ケーキ、アイスクリームなど)
③添加物を大量に含んだ加工食品
これらは少し控えましょう。

他、簡単に自分で出来る事と言えば、食事の時に「兎に角良く噛む、一口につき30回~50回噛む」。噛むこと自体は簡単ですね、まずは普段よりも5回多く噛んでみましょう。良く噛んで食べ物を細かくし、消化吸収を助けるのは正に胃腸を助ける事になります。噛む事で唾液もよく出ますが、唾液の消化酵素も胃腸を助けてくれます。
よく噛む事で食事量を「腹八分目」で済ます事にもつながります。そうなると胃腸には余力が生まれますから不健康な自らの働きを自分で修復しようと努めてくれます。
→不健康な免疫機能の正常化に近づいていきます。

お腹いっぱい食べると自ずとその分胃腸への負担は増えてしまいます。「いつもお腹いっぱい食べる」という事は避けたいですね。余力が無くなり免疫機能の修復も難しくなります。

「ん?」と思いますがその通り、遠回りをします。でも実はその方が近道なのです。

明けても暮れても「かゆみ止め」、「保湿」、「アレルゲンの除去」、の場合、そのサイクルから抜け出せない。いっぺんに酷くならないが、「どうも段々 (年々)悪くなっている気がする」そういうケースは沢山あります。「治している訳ではない?」と思う様になる方も少なくありません。

一緒に治しましょう。

鍼灸では何をするの?

鍼灸では五臓六腑を診ていき、それぞれの調子を整え、治癒力を高める事で悪くなった体を元の健康な状態へと導きます。ですから胃腸に関わる穴(ツボ)も沢山あります。

鍼灸では同じ胃腸の調子を整えるにも患者様の体質によって使う穴(ツボ)を変えていきます。冷え性の方、暑がりの方、すぐにイライラして頭に血が昇りやすい方、それぞれの患者さんに最適な穴(ツボ)を用いて治療をしていきます。

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もちろん痒みを抑える鍼灸もありますので平行してそれらもしていきます。

免疫関係にはお灸をよく使います、治療内容が決まれば「患者さん自身にも自分の手足にお灸をしてもらう」事も出来ます。その際はぜひご自身でもお灸をして下さい、使うのは簡単な千年灸の様な物をで大丈夫です。(度々往診に伺うよりもはるかに費用を抑えられます)

 

〈治療頻度の目安〉

●症状や痛みなどが酷く、とても辛い状態・・・週に1回~3回程。

●辛いピークがひとまず過ぎた状態・・・週に1回程。

●随分良くなったもののまだ無理をすると悪化してしまう状態・・・2週間に1回程。

●楽になってきた、今の状態を維持したい・・・月に1回程。
(良くなったものの「気が付けば又以前の様な症状が・・・」という事が無い様に定期的な治療の継続をお勧めします。特にアトピーは良くなったり悪化したりを繰り返すものですから。健康な状態を維持する事が何よりの予防になります)

個人差がありますので目安としてお考え頂ければと思います。

 

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「リハビリのお手伝い」をもう少し詳しく

往診では手足に麻痺(脳卒中小児麻痺など)のある方、パーキンソン病寝たきりの患者さんも少なくないですが、こういった患者さんにはリハビリが効果的な事も多いです。

リハビリが必要な訳

脳卒中(脳梗塞、クモ膜下出血)
・・・簡単にいうと、脳卒中は脳の神経がダメージを受けている状態です。その為に手足などに麻痺が現れます。
また、関節なども硬くなってきますので動かす際に「痛い、痛い」と訴える事が増えてきます。手足を動かす神経の大元である脳にダメージがある為に「時間がたっても自然に麻痺が治る事はない」と考えられています。

小児麻痺
・・・簡単にいうと、小 児麻痺は出生時や出生直後などに脳がダメージを受けている場合と出生後にポリオウイルスなどで脊髄の運動神経がダメージを受けている場合などがあります。 いずれにせよ「治す治療」は今の所無い為に、「麻痺があっても日常生活を送る上でうまくコントロールしていける様にする」という取り組みになってきます。

パーキンソン病
・・・こちらも脳の神経が関係してきます。
手足が震えたり、ある特定の指の動きを無意識にしてしまう。
ふらついた時に立て直しがきかず倒れる。
などという症状や、自律神経系の症状まで様々な症状が現れます。
お薬は色々あり、症状のコントロールはある程度なされますが、進行性の為に年々悪くなってしまう方は少なくないです。

寝たきり(ほぼ寝たきり)
・・・ 怪我や病気で寝たきりになってしまう患者さんも割と多いですが、とはいえそのままの状態でいると、筋力は気付いた時には想像以上に衰えて、 以前はトイレに自分で行けていたのが今では1人では行けなくなり、家族の負担が思いの他大きくのしかかっている。というご家庭も少なくないです。
何とか患者さん自身で出来る事を1つでも増やせられる様にしましょう。

共に何もしないでいると麻痺や筋力低下、関節の硬さが増して今以上に日常生活が徐々に困難になってしまいます。

往診(訪問)で何をするの?

原因や症状に違いはありますが、することは大まかには同じです。

硬くなった関節や筋肉を和らげる

関節や筋肉が硬いと様々な痛みの原因に つながりますので、それらの硬さを和らげる事によって頚や肩、足腰などに出る痛みを軽減したり取り除いたりする。歩行時の不良姿勢やアンバランスを改善し て不安定感を軽減し、より安定感のある歩行が出来る様にする。ベットから車椅子への移動などの際に「痛い、痛い」と言わずにすむ様に、などなど。

動く範囲で手足を動かす

脳卒中や小児麻痺で手足に麻痺がある場合でも動かせる所は動かします。その際のコツもあるのでお伝えします。

パーキンソン病で動かし難い手足がある場合も簡単な運動をします。コツもお伝えします。

寝たきり(ほ ぼ寝たきり)の方も動く範囲で手足を動かします。そうしないと手足の血行不良から免疫力の低下→風邪を引きやすい、体調を崩しやすい、という事にもつな がってしまいます。逆に手足の運動をする事で血行も良くなり免疫力も上がり風邪などにもかかり難くなりますし、体力の低下も予防できます。自分でトイレに 行けないまでも何とか寝返りを打てる状態を保てられれば褥瘡(ジョクソウ、床ずれ)も防げます。

簡単に患者さん自身で出来る運動で言いますと、「グーチョキパー」を10回、グーチョキパーと声に出しながらする。こういったごく簡単な事もしますが、「しっかり歩ける様にならなあかんの!」という気合いの入った患者様もいますので、それぞれの患者様にあった運動を考えていきます。

「リ ハビリがしたい」とお考えの方には色々とアドバイスも致します。麻痺の手足を上手く動かすコツもありますので一緒に取り組みましょう。ご自身が諦めないのであれば体はそれに必ず応えてくれます。時間はかかりますが頑張りましょう。今よりも少しでも快適な生活を送れる様にしたいですね。

往診は上記の様なお悩みの方の治療にとても適しています。

そんな往診が保険で出来ます

保険を上手に使うと往診はもっと身近なものになります、鍼灸やマッサージでも保険は使えます。

お医者様に「同意書」という書類を一枚書いて頂くだけで大丈夫です。

お医者様に書いて頂く書類はこちらでご用意致します。見本もお渡ししますのでそれになぞらえて書いて頂ければ大丈夫です。

身近に同意書を書いて頂けるお医者様がいらっしゃらない場合は、同意書を書いて頂けるお医者様をご紹介致します。

負担割合は医療機関と同様で、病院で1割負担の方は鍼灸やマッサージでも1割負担。病院で0割負担の方は鍼灸やマッサージでも0割負担でご利用頂けます。

保険に関してもう少し詳しくは「こちら」。

患者様やご家族の声

自主的にリハビリをされている患者様のご自宅に往診におうかがいする事も少なくないですが、「手足の運動なんてしてなかった」という患者様も意外に多いです。ですがご本人は元よりご家族にも喜んで頂いています。

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●以前はヨチヨチ歩きでしたが足取りがシッカリとする様になってきました。家内のお荷物にならない様に励んでいます。

●年々歩けなくなってくるんじゃないかしら?と不安でしたが、足の運動をするうちに怖々歩いていたのが怖くなくなってきて、この歳で筋肉がつくの!?と驚いています。

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●ほとんど寝たきりのお婆さんですけど、車椅子に移る時に少し自分で踏ん張れる様になったんで介護する方も楽になり助かってます。

 

〈治療頻度の目安〉

週に2回~3回程・・・続ける事が大切になってきます。せめて週1回程の治療をお勧め致します。

個人差がありますので目安としてお考え頂ければと思います。

ほとんどの患者様が保険を使って往診(訪問)をご利用頂いています、詳しくはご連絡下さい。

 

ご不明な点や詳しくはご連絡下さい。
℡  075-622-2805
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